九高の四季

九高の四季

  • 2018年06月14日ブログの噺

    「リユニオン」

     先週文化祭が行われ、大盛況のうちに終わりました。

     毎年感じることですが、文化祭2日目の一般公開日に体育館で行われる「グランドフィナーレ」には、明らかに学校関係者以外の人の姿が増えている、そんな印象を受けます。

     「どう見ても、生徒のお父さんお母さんやおじいちゃんやおばあちゃんや親戚の人ばかりじゃない気がしますね」

     「生徒の友達というのには、明らかに世代を超えた感じですしね」「うーん。外部の方が増えているとしたら、本校の文化祭が見て楽しむ価値のあるものに年々なってきているということだろうなあ」

     「花見」や「花火大会」のような恒例行事として、九州高校の文化祭の日程を調べて、カレンダーに書き込み、楽しみにしてもらえるようになったら素晴らしいことだと思います。それこそ本物の「見物(みもの)」になった証拠でしょう。

     また、こうした学校行事はある意味「リユニオン(再会)の場でもあります。特に今年の春卒業したばかりの卒業生がたくさん、懐かしい顔を見せに来ます。

     「先生、生きてましたか」

     いきなり卒業生から、聞き慣れたトーンで声をかけられました。これは「お元気でしたか」ということを、少し照れて若者風にアクドク言ったことばでしょう。

     と、好意的に「解釈」しつつ、「相変らずそんな口の利き方をして・・・」と、高校時代の姿や言動に重ねてみたりするのも、長い間に生まれた関係性のなせる業です。

     体育館に佇んでしばらくしたら、以前朝の登校指導をしている際に、日課の散歩をされていて顔見知りになった、年輩の方からあいさつをされました。

     「こんにちは、先生。お元気にされていますか」「ああ、どうも。そちらこそお元気でいらっしゃるようで何よりです」

     若者のエネルギーを強く感じさせる文化的行事に、様々な「リユニオン」のテイストが加わり、さらに心に残る学校行事となりました。

  • 2018年05月31日ブログの噺

    「大人の感想」

     お昼休みに廊下を歩いていると、こんな女子生徒の会話が聞こえてきました。

     「幼稚園に行っていた頃のことかな。お誕生日のプレゼントとして、おばあちゃんからオルゴールを買ってもらうことになってデパートに行ったんだけど、予算に合うのが2つしかなかったのよ」「ふーん、それで?」「その2つから選ぶことになったんだけど、それがなかなか悩ましいのよ。オルゴールの1つは箱にキレイな白雪姫の絵が描かれていて、それはそれでいいんだけど、なぜかメロディーが『かわいいさかなやさん』なの」「すごいミスマッチねえ」「ところが、もう1つのオルゴールがもっとすごいの。3匹の子豚の絵に『エリーザのために』の曲なの」「うーん。それって選ぶのが難しくなかった?」「難しいなんてもんじゃなかったわよ。絵だけで考えると、白雪姫がいいに決まっているけど、音楽がさかなやさんでしょ?せめてエリーゼならよかったんだけど」「そうねえ。・・・子豚の絵とエリーゼもね」「でもね、どちらかを私に買ってあげたいというおばあちゃんの気持ちがひしひしと分かる気がして、断れなくなっちゃって、本当に困ったわ」

     幼い心に突きつけられた、「究極の選択話」に思わず耳が吸い寄せられました。

    「それでどうしたの?」「結局、おばあちゃんから『どちらかにしなさい』って言われて、『どちらもイヤ』ってどうしても言えなくて、やっぱり絵がキレイだからって白雪姫を選んだんだけど、家に帰って箱のふたを開けてオルゴールを聞くと、思わずため息が出たわ」「それって仕方ないわよねえ」「それがね。この前押入れの整理をしていたら、そのオルゴールが出てきたのよ」

     オルゴールは壊れておらず、相変らず「かわいいさかなやさん」の旋律を奏でたそうです。

     「でもね、オルゴールのメロディーを聞いているうちに心が癒される気がして、オルゴールを作った人が、わざとそんなミスマッチをしたんじゃないかっていう気もしてきたわ」「ずいぶん大人の感想ね」「そうかもね」

     

     

  • 2018年05月28日生徒会活動

    【生徒会】九高かわらばん号外(再掲)

  • 2018年05月28日生徒会活動

    【生徒会】九高かわらばん第5号

  • 2018年05月28日生徒会活動

    【生徒会】九高かわらばん第4号

  • 2018年05月17日ブログの噺

    「イングリッシュ・ワールド・イン・キュウシュー」

     本校には現在3名のALTの先生がいます。職員室のほぼ真ん中に3名の先生方の机が並び、NYマンハッタンの摩天楼のオフィスのように、そこには「イングリッシュ・ワールド」が展開しています。

     「東京にはディズニーランド。大阪にはUSJ。そしてキュウシューには・・・」

     このような大胆なキャッチコピ―が頭に浮かびました。「学校案内」のパンフレットに採用される見込みは、今のところありません。

     イングリッシュ・ワールドの周辺にはネイティブスピーカーならではの竜巻のような英語が飛び交い、「うっかり」あるいは「故意」に近づくと、「イングリッシュ・トーネイドー」に吹き飛ばされるか巻き込まれる、スリルとアドベンチャーが待っています。

     「バミューダトライアングルみたいだなあ」「行ったことがあるんですか?」「いいえ、想像しただけです」

     英語の先生達はもちろんのこと、英語自慢のチャレンジャーたちが「外国語修行」の成果を求めて、「道場破り」に挑み、いつも見事に「撃破」されています。「完成されたショー」プロレスのように結末が明らかであっても、この刺激が忘れられなくなるリピーターも続出です。時にはALTの先生から、「オゲンキデスカ?」というセンセー攻撃がセンセイを襲うこともあります。

     一方、常に無垢なチャレンジャーである生徒達は、ALTの先生に無心で話しかけています。

     「ハウ・マッチ・・・じゃなくてハウ・アー・ユー、ファインセンキュー」

     こんな風に会話を自己完結させてしまう生徒もいますが、おおむねコミュニケーションは円滑です。

     ALTの先生の授業では英語学習を活性化させるため楽しいゲームがたくさん使われ、生徒もノリノリで楽しんでいます。

     “Let’s play the game!” “That’s a good idea!”

     こんな叫び声が教室に響くとき、「日本もここまで来たのか」という漠然とした感想が浮かびます。「どこまで来たのか」考えるのが、今後の課題です。

     エキサイティングな雰囲気の盛り上がりを見て、「アクティブ・ラーニング」の実践方法に悩むある先生が呟きました。

     「うらやましいなあ。『イングリッシュ・ワールド』にはアクティブでないラーニングなどないなあ・・・」

     

  • 2018年04月26日ブログの噺

    「交流戦とキャリア教育」

     恒例行事となった九州産業高校との野球の交流戦が、今年も春日公園球場で行われました。

     当日の朝、生徒は現地集合・解散なので、集合場所で出席確認するクラス担任以外の先生の多くが、球場に向かう生徒の「安全確認」と「交通整理」のため、交差点などのポイントに立って指導にあたりました。

     指導をしているある先生が、しみじみと言いました。

     「これはキャリア教育として役に立つなあ」「・・・?」

     この行事が生徒の「キャリア教育」にいったいどうつながるのか、傍らにいた先生が不思議に思ってたずねました。

     「どんな意味で、キャリア教育になるんですか」「いいえ。生徒のというよりも、ボク自身のキャリア教育ですけどね」「・・・・・?」「こうして車が来たときに生徒を立ち止まらせて、合図をして車を行かせるのって、道路工事とかで警備会社の人がやっているのと似ていますよね。これってつまり、『実習』になりませんか」「ああ、そういう意味ですか」不思議なやり取りになりました。

     まだまだ話は続きます。

     「それとですね、生徒だけじゃなく一般の通行人の方にもあいさつをするのって、将来もしかしたら、選挙で立候補するときの準備になりませんかね」「ああ、そういう意味ではそれもキャリア教育ですね、先生の」「まあ、そんなことが頭によぎったものですから」不思議な空気が流れました。

     野球の試合が終わって帰り道、駅に向かう生徒達の中で、解散後の混雑を避けるため、駆け足で駅に向かっている3年生の一団がいました。「走っているねえ。キミたちがここに到達した一番乗りだ」「やったあ!」

     生徒達は経験によって学んだスタートダッシュを実行して、「栄冠」を勝ち取ったようです。

     この様子を見て、まだ「キャリア教育」から頭が離れない先生がこう呟きました。

     「これって、若い生徒の将来にとって、どんなキャリア教育になるのかなあ・・・」

  • 2018年04月13日オリエンテーションキャンプ

    1年生OC3日目(最終日)

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    1年生オリエンテーションキャンプ 3日目、最終日です!

    昨日と同じく6時30分の朝のつどいからスタートし、すぐに朝食、帰り支度と朝はバタバタしていました。

    そんな中でも、今までの集団訓練の成果がでたのか、皆キビキビと行動することが出来ていました。

    ホテルを出発したあとは、阿蘇市立市民体育館にて閉校式。校歌斉唱も大きな声で歌い、とてもよい雰囲気で阿蘇での活動を終えることが出来ました。

    学校に戻ってきた後は、1年生と2年生が顔を合わせる対面式が行われました。このオリエンテーションキャンプの集団訓練を活かし、皆大きな声でクラス目標の発表と校歌斉唱をすることができ、この3日間の活動の成果を先輩たちに見せることが出来たと思います。

    今回の3日間は貴重な経験になったと思うので、これからの3年間で生かしてほしいです。

    オリエンテーションキャンプのブログ更新はこれで終わりです。

    最後までお付き合いいただきありがとうございました。

    これから、私たち1学年団、全力で3年間サポートしていきますので、今後ともよろしくお願いします!!

  • 2018年04月12日オリエンテーションキャンプ

    1年生OC2日目~その3~

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    昼食後、午後の活動は応援練習から始まりました。

    阿蘇まで一緒に来てくれた應援團部と吹奏楽部の先輩たちもユニフォームに着替えて今までよりも本格的な雰囲気。

    應援團部顧問の占部先生の指揮のもと、たくさんの応援練習を練習しました!

    最初は戸惑うところもあったみたいですが、徐々に慣れてきて、笑顔で思い切りよく応援練習をしている姿をよく見かけることが出来ました。

    応援練習を行ったあとは、対面式のリハーサルを行い、ホテルへ移動。

    昨日と同じようにまずお風呂に入ってリフレッシュした後は夕食。

    夕食のメニューは、焼肉!食事中は今日の疲れを忘れたかのように楽しそうにしていました。

    夕食後のLHRは、コース別集会が行われました。これまでの疲れもあるのにもかかわらず皆集中して先生方の話を聞いていました。

    明日はいよいよ最終日。最後まで精いっぱい活動してほしいと思います!

  • 2018年04月12日ブログの噺

    「入学式の感想」

      入学式が行われ670名の新入生を迎えました。厳粛な雰囲気の中、ちょっと緊張した新入生の初々しい表情と、新しい制服に身を包んだ凛々しく爽やかな姿が印象的でした。フレッシュな出会いが多く生まれる、この季節をまた迎えることができました。毎朝目が覚めると、それだけでありがたさを感じる年齢のものにとっては、よろこびもひとしおです。

     「素晴らしい入学式だった」「新入生の引き締まった良い表情がたくさん見られましたね」「これからの成長が楽しみです」

     こんな声があちらこちらから聞かれました。きっと高校生となった立派な我が子の姿を見て、ほっとされた保護者の方も多かったことでしょう。

     そしてそのような式そのものとは別に、今年の入学式の日の感想の「最大公約数」はおそらくこれにつきます。

     「寒かった・・・」

     新入生のクラス担任の先生の燃えるような熱い気持ちを鎮めるかのように、やり過ぎ感満載の冷気が猛威を振るう体育館で、座って受付をする先生が数名凍死しそうなくらいの本格的な寒さに襲われました。「人命救助」のために、セントバーナード犬をレンタルすることも検討されたほどです。・・・貸すところはありませんでした。こんなに寒い入学式を迎えると、「地球温暖化」についての疑いが持たれるのも無理はありません。

     卒業式の体育館の寒さは想定内ですが、入学式では珍しく、本能寺の変に遭った織田信長のように「天に裏切られた」気持ちにさえなります。しかし、この感情を誰にぶつけていいか分らず、昭和の青春ドラマでエンディングに行き詰ると多用された、「空のバカヤロー!」という無茶な叫びをマネしてこう叫びました。「寒さのバカヤロー!」「エアコンのない体育館の天井が高い構造の馬鹿!」「1週間前の初夏のような季節の擬態を捨てて冬に戻ろうとする季節のバカ野郎!」・・・叫び声を上げる方がバカでした。

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