九高の四季

ブログの噺

「入学式の感想」

  入学式が行われ670名の新入生を迎えました。厳粛な雰囲気の中、ちょっと緊張した新入生の初々しい表情と、新しい制服に身を包んだ凛々しく爽やかな姿が印象的でした。フレッシュな出会いが多く生まれる、この季節をまた迎えることができました。毎朝目が覚めると、それだけでありがたさを感じる年齢のものにとっては、よろこびもひとしおです。

 「素晴らしい入学式だった」「新入生の引き締まった良い表情がたくさん見られましたね」「これからの成長が楽しみです」

 こんな声があちらこちらから聞かれました。きっと高校生となった立派な我が子の姿を見て、ほっとされた保護者の方も多かったことでしょう。

 そしてそのような式そのものとは別に、今年の入学式の日の感想の「最大公約数」はおそらくこれにつきます。

 「寒かった・・・」

 新入生のクラス担任の先生の燃えるような熱い気持ちを鎮めるかのように、やり過ぎ感満載の冷気が猛威を振るう体育館で、座って受付をする先生が数名凍死しそうなくらいの本格的な寒さに襲われました。「人命救助」のために、セントバーナード犬をレンタルすることも検討されたほどです。・・・貸すところはありませんでした。こんなに寒い入学式を迎えると、「地球温暖化」についての疑いが持たれるのも無理はありません。

 卒業式の体育館の寒さは想定内ですが、入学式では珍しく、本能寺の変に遭った織田信長のように「天に裏切られた」気持ちにさえなります。しかし、この感情を誰にぶつけていいか分らず、昭和の青春ドラマでエンディングに行き詰ると多用された、「空のバカヤロー!」という無茶な叫びをマネしてこう叫びました。「寒さのバカヤロー!」「エアコンのない体育館の天井が高い構造の馬鹿!」「1週間前の初夏のような季節の擬態を捨てて冬に戻ろうとする季節のバカ野郎!」・・・叫び声を上げる方がバカでした。

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