九高の四季

ブログの噺

「交流戦とキャリア教育」

 恒例行事となった九州産業高校との野球の交流戦が、今年も春日公園球場で行われました。

 当日の朝、生徒は現地集合・解散なので、集合場所で出席確認するクラス担任以外の先生の多くが、球場に向かう生徒の「安全確認」と「交通整理」のため、交差点などのポイントに立って指導にあたりました。

 指導をしているある先生が、しみじみと言いました。

 「これはキャリア教育として役に立つなあ」「・・・?」

 この行事が生徒の「キャリア教育」にいったいどうつながるのか、傍らにいた先生が不思議に思ってたずねました。

 「どんな意味で、キャリア教育になるんですか」「いいえ。生徒のというよりも、ボク自身のキャリア教育ですけどね」「・・・・・?」「こうして車が来たときに生徒を立ち止まらせて、合図をして車を行かせるのって、道路工事とかで警備会社の人がやっているのと似ていますよね。これってつまり、『実習』になりませんか」「ああ、そういう意味ですか」不思議なやり取りになりました。

 まだまだ話は続きます。

 「それとですね、生徒だけじゃなく一般の通行人の方にもあいさつをするのって、将来もしかしたら、選挙で立候補するときの準備になりませんかね」「ああ、そういう意味ではそれもキャリア教育ですね、先生の」「まあ、そんなことが頭によぎったものですから」不思議な空気が流れました。

 野球の試合が終わって帰り道、駅に向かう生徒達の中で、解散後の混雑を避けるため、駆け足で駅に向かっている3年生の一団がいました。「走っているねえ。キミたちがここに到達した一番乗りだ」「やったあ!」

 生徒達は経験によって学んだスタートダッシュを実行して、「栄冠」を勝ち取ったようです。

 この様子を見て、まだ「キャリア教育」から頭が離れない先生がこう呟きました。

 「これって、若い生徒の将来にとって、どんなキャリア教育になるのかなあ・・・」

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