九高の四季

九高の四季

2016年10月の記事

  • 2016年10月31日生徒会活動

    【生徒会】九高かわらばん第5号が出来ました!

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    平成28年度最後のかわらばんです。

    この一年、たくさんの方に支えていただいたおかげで、行事の成功や様々な生徒会活動を順調に行うことが出来ました。

    今回のかわらばんは生徒会役員11名からの感謝の気持ちです。

    1年間ありがとうございました。

  • 2016年10月27日ブログの噺

    「水族館」

     どんなきっかけでそんな話題になったのかよく分かりませんが、あるクラスで生徒が、こんなことを担任の先生に話しかけているのが聞こえてきました。

     「ボクたちのクラスの雰囲気って、そもそも動物園みたいだったじゃないですか?」「どういう意味?」「そうですね。いろいろなタイプの生徒がいて、とにかくにぎやかで」「まあ、強いてたとえればそうかもね。『動物園』っていうのは、ちょっと語弊があるかもしれないけど」。担任の先生は、生徒のストレートな表現に少々ブレーキをかけているようです。

     「最近、教室がだいぶん落ち着いた感じになってきた気がしますけど、1学期の最初の頃の休み時間は、みんなウレシクってたまらないっていう感じでドタバタしていましたよね」「そうだね・・・」

     昼休みになれば、「トムとジェリー」のような追いかけっこが始まり、とにかく運動量の多かった教室の印象が頭に浮かびました。

     確かに、このクラスの学年のスタート時点では、「新しい出会い」がクラスメート一人ひとりにとって、とても刺激的だったようです。教室では「カオス」というべきか「天地創造」のような混沌とした状態があり、教科担当の先生からも「元気が良過ぎる」「明る過ぎる」というポジティブな言葉に包まれた「落ち着きのなさ」あるいは「騒々しさ」が指摘されることもありました。

     それから半年。クラスはかなり文明的に進化を遂げた環境に変わりました。

     「それにしても、いろいろな種類の生徒っていってもねえ・・・」「同じ学校の同じ高校生でも様々ですから」「確かにそうだね。『霊長類』『人類』という共通項だけで、同じ教室で机を並べるというのは結構刺激的かもね」「それはオーバーでしょ!」

     すると、別の生徒がこう言いました。

     「そういえば動物の図鑑って、前から不思議だと思っていたんですよね。同じページにみんな仲良く、肉食動物も草食動物も載っているのは」「まあ、あれが編集上の都合もあるんだろうけれど」「そうでしょうね。本としては、バラエティに富んでいるところが大切なのかもしれませんね」

     さらに、生徒がたずねました。 

     「ところで、最近のクラスの状態は、一言でいうと先生にはどんな風に見えますか?」

     しばらく考えて、先生は答えました。

     「うーん。朝のホームルームの状態を言い表すと、『水族館』みたいな感じかな」「・・・・・・?」

  • 2016年10月13日ブログの噺

    「調理実習」

     現在、2年生の家庭科の授業で調理実習が行われています。

     メニューは「白身魚のソテーホワイトソース添え、付合わせの野菜、コンソメジェリエンヌ、ご飯、デザートとしてマドレーヌ」。クラスの担任と副担任の先生には、必ず実習後に「試食品」が届けられることになっています。

      クラスの男子生徒から「試食品」を配達されたあるクラスの担任の先生が、若手の副担任の先生に向かって不安そうな顔で呟きました。調理担当者のリストに載っている男子の名前に、若干の懸念が感じられたのです。

     「異物混入させることはないだろうなあ」「・・・大丈夫だと思いますけどね」「今朝のHRで、少し厳しく生活態度について指導したから、その反動が出て『実力行使』に及ばなければいいけど」「まあ、生徒を信じましょう」

     副担の先生には女子生徒が作ったものが「配達」されているので、コメントが「楽観的」あるいは、「他人事」に思われ、そのせいか、ますます担任の先生の不安は大きくなってきました。長い教師生活、様々な「危機管理」の連続なので、「想定外」を想定する習慣が身に付いているのでしょう。

     「まあ、いいか。フグ料理じゃないから・・・」

     いつまでも躊躇していてもらちが明かないので、担任の先生は思い切って試食すると、予想以上に上出来な料理に仕上がっていました。

     「まあ、これなら笑顔で『おいしかったよ』と言えるくらいだ。『案ずるより食べるがやすし』か」

     正しいレシピをしっかり指導してくれた家庭科の先生に感謝しました。

      調理実習といえば、10年くらい前のことですが、なぜか「自分たちの好きなメニューを作ってもよい」という、乱暴な設定の実習がありました。その時、男子生徒によって運ばれてきた試食品のクリームシチューを見てびっくり。何と生卵が3つも、プカリプカリと浮かんでいたのです。

     「先生にスタミナをつけて頂き、いっそうボクたちの指導に励んでもらおうと思いまして」。生徒は真面目な顔で言いました。

     生徒がいなくなって、つぶやきました。

     「うーん。その『心遣い』が怖いんだよなあ。生卵って、トレーニング中の『ロッキー』じゃあるまいし・・・」

     たとえの古さが、時間の経過をものがたっています。

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