九高の四季

九高の四季

2015年11月の記事

  • 2015年11月19日ブログの噺

    「冷蔵庫」

     中間考査が終わって2週間ほど経ったある日の放課後、一人の生徒がクラス担任の先生にこっそり質問しています。

     「ちょっとお聞きしたいことがあるんですが・・・」「何?」「えーっと・・・」

     生徒は少し躊躇しているようでしたが、微妙な間のあと、ついに意を決したようにたずねました。

     「先生、考査の個人票はいつ家に送られるんですか?」

     本校では、各学期の中間考査の成績を、郵送でご家庭にお知らせしています。

     「うーん。まあ、来週の初め頃かな」「・・・週末がいいんですけど」「成績をプリントアウトをして、封入する手間があるから、ちょっと間に合わないんじゃないかな」「そうですか」

     それを聞いて、生徒は少々落胆している様子でしたが、その後、その生徒が友だちに話しかけているのが聞こえてきました。

     「残念だなあ。成績票が送付されるのを郵便受けの前で待っていて、親に渡るのを阻止しようと思ったんだけどな」「先生たちもそこのところを考えて、送るタイミングが決められていると思うよ」「うーん。それはそうだよね」

     普通郵便でもこんなアクセス阻止の恐れがあります。もし成績票が手渡しの場合だとすれば、生徒がなかなか保護者に渡そうとしないのは無理もないことでしょう。このことが、職員室で話題となりました。

     「実際のところ、生徒全員がかんばしい成績ばかりじゃないからなあ」「ちょっと季節の早い『紅葉』が見られる場合もありますしねえ」「山が真っ赤になるくらいね。キレイだなあって、感心する心のゆとりはないよね」

     これも季節の風物詩と考えられる、親子の激しい攻防が予想される「情景」です。

     「ところが、正直に親に渡すにしても、生徒にとっていろいろ迷いが生じるようですよ」「人情としては、分らないこともないけどね」「以前に、なかなか成績票を見せる勇気が出なかった生徒が、いろいろと考えたあげく冷蔵庫に入れたっていう話を聞いたことがありますよ」「うーん。それはなかなか奇抜だなあ」

     お母さんが冷蔵庫を開けると、そこに冷たくなった成績通知書を見つけたそうです。

     「あらっ、こんなところに!」

     生徒になぜこんなことをしたのかと問い詰めると、こんな回答がありました。

     「これ以上悪くならないようにと思って」

     これを聞いてあきれたお母さんが、こう言いました。

     「腐敗防止が必要なのは、あんたの脳みその方かもね」「頭を冷やして反省しています・・・」

     さて、期末考査が近づいています。生徒諸君には「冷蔵庫に隠さなくてもいい」結果を期待したいものです。

     

    ※来週は、期末考査期間中のため、「ブログの噺」はお休みです。

  • 2015年11月18日生徒会活動

    【生徒会】九高かわらばん 第1号11/16

  • 2015年11月18日生徒会活動

    【生徒会】東福岡特別支援学校との交流会

    18日(水)生徒会、吹奏楽部が東福岡特別支援学校の皆さんと交流会を行いました。

    交流会では「聴いて・歌って・踊って」元気いっぱい交流しました!!

    終始笑顔の絶えない会となり、生徒たちにとって貴重な時間となりました。

    これからも様々な形で支援学級の皆さんと交流を深めていけたらと思います。

    帰りには手作りのイスやゴミ箱などをプレゼントしていただきました。

    本日は、楽しい時間をありがとうございました。

  • 2015年11月05日ブログの噺

    「体感温度」

     年々、冬の「衣替え」の時期が遅くなっている気がします。本校でも、今週からやっと「冬服完全移行」ということになりました。冬服への衣替えが済んだ後でも、教室で男子生徒からこんな問いが時々あります。

     「暑いから、上着を脱いでいいですか?」「きちんとしたものを、下に着ているならばどうぞ」。この頃、この後に「安心して下さい」と言いたがる男子がたくさんいます。

     日中気温が高くなるのに備えて、男子生徒は着脱可能なように、夏服のシャツを下に着ている場合が多いようです。高校生は新陳代謝が激しいせいか、やたらと暑がる傾向があります。

     「あーあ。暑いなあ。窓を開けろよ」「あけよう、あけよう!」

     北風が吹き荒れる真冬の日でも、体育の授業の後、手であおぎながらこんなことを言う高校生の姿を見る時、同じ種類の生き物と思えないほどです。

     「そんなに暑いの?」「体育でサッカーをやって、グラウンドを1時間走り回ったら分かりますよ」

     分かりたくても、運動場をそんなに長時間走り回ることはムリです。「あつく」なるどころか、途中で心臓に異変が起こり、「冷たく」なって横たわる恐れがあります。

     高校生の「体感温度」は別にしても、「地球温暖化」が進行しているせいか、わが国では、「クールビズ」及び「ノーネクタイ」の期間が年々長くなっている気がします。

     「やっぱり気候が、だんだんあたたかくなっているのかなあ・・・」

     通勤で街行くビジネスマンの姿を見ても、この傾向が大いに感じられます。省エネが「国策」になっているせいもあるのでしょう。本校にしても、先生達の「クールビズ」「ノーネクタイ」が6月に始まって、10月いっぱいまで続きました。

     ところが個人的な話ですが、11月になる前の10月のある朝、冷たい風を首元に感じて、次の日からネクタイを締めることにしました。・・・まるで防寒用のマフラーです。

     「この頃、めっきり朝が寒くなったからなあ・・・。寒ければ着る、暑ければ脱ぐということがいちばん自然だ」

     自分の体感温度を信じて生きていくのが、一番良いのかもしれません。

     「先生。そんなさむーい話をしないで下さいよ」

     教室で授業中、生徒からこんな苦情を言われることもありますが、そんな時、自分の「体感温度」を守るため、去年大ヒットした「アナ雪」のテーマソングのフレーズをそっと心の中でつぶやいています。

     「少しも寒くないわ」

     高校生と大人の間には、トピックの受け止め方にも体感温度の違いがあるのです。

     

    ※来週は、修学旅行のブログ掲載のため、「ブログの噺」はお休みです。

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