九高の四季

九高の四季

2014年2月の記事

  • 2014年02月27日ブログの噺

    「子供の名前」

     家庭科で「保育」について考える授業の導入として、先生から「自分の将来の子供の名前を考えてみよう」という提案があったらしく、生徒の間で「我が子にどんな名前をつけるか」ということが話題になっていました。

      「親の一字を取って付けるなんて、あまり面白くないよね」「アメリカみたいに、父親の名前にJrを付けるだけっていう、手抜きっぽいのもあるけど」「日本なら『何代目』っていうみたいなものかな」「それじゃ歌舞伎か人間国宝みたいだ」「やっぱりグローバル社会だから、国際的に通用する名前がいいな」「たとえば?」「女の子なら『アンナ』とか『メグ』とか『サラ』とか」「男の子だと難しいね」「『ケン』とか『ショー』くらいかな」「アレキサンダーだと『大王』ってあだ名がつくね」

     ここでちょっと口をはさんでみました。

     「そういえば、この頃、『キラキラネーム』って呼ばれる名前があるよね」「最近の赤ちゃんの名前ですか?」「そうとも言えないみたいだよ。先日の新聞で『キラキラネームは就活に不利か?』という見出しの記事が掲載されていたから、どうも20歳過ぎの人にも、付けられ始めた名前みたいだね」

     新聞記事によると、まさに、「キラキラ」した名前として、「希星(きらら)」「月(あかり)」「緑輝(さふぁいあ)」などというネーミングがあるそうです。「芸名」とか「ペンネーム」ならば珍しくないにしても、「星影夢(ぽえむ)」「七音(どれみ)」などという喫茶店の店名風の名前があったり、「姫星(きてぃ)」「今鹿(なうしか)」などという、キャラクターにもとづくものもあります。しかし、どの名前もふり仮名がなければ簡単に読むこともできないのが「特徴」なのです。

     戸籍法では、「子の名には、常用平易な文字を用いなければならない」と定められ、名付けに使える漢字は「常用漢字」と「人名漢字」に制限されている一方、戸籍に人名の読みは記載されないため、「どう読ませるかは自由」だそうです。

     生徒の会話が続きます。

     「キラキラネームもいいけれど、『何て読むの?』って、生涯ずっとたずねられるのも困るよね」「『珍しい名前の方が人に覚えてもらえる』とか『話題になっていい』っていう意見もあるらしいけど」「一生、同じ話題につき合うのも大変じゃない?」「そうだなあ・・・。同じ説明を繰り返すのはあきるかもね。やっぱり、自分の子供に付ける名前は、普通の『ジミジミネーム』でいいや・・・」男子生徒がポツリと付け加えました。「・・・いっそ、ジミーにするか」

  • 2014年02月20日ブログの噺

    「似たもの同士」

     職員室で、ある先生が生徒から、別の先生と「人違い」をされたらしく、なぜかとても憤慨しています。

     「あーあ。生徒に背中の後ろから話しかけられて、○×先生と間違われてしまったよ」「年格好が似て見えたということでしょ?」「そうかなあ。・・・いくら何でも、僕と○×先生を間違えるかなあ」「彼の方がずっと若いから、生徒から若く見られたと思えば、間違えられてもいいじゃないですか」「うーん。そういう問題じゃない気がするけど」「そんなにイヤですか?」「○×先生もこの話を聞いたら、きっと納得しないと思うよ」「そうかもしれませんね」「・・・でもね、そんなストレートな同意も嫌だなあ」

     日本語に「瓜二つ」という表現がありますが、「ウリ同士」でも、そういわれて不愉快を感じる場合があるのでしょうか。しかし人には、「似ている」と言われて喜ばしい時と即座に否定したくなる時があるようです。「同じ芸能人でも、アイドルに似ていると言われるのと、お笑い芸人みたいと言われるのでは、ちょっと気分が違うだろうなあ・・・」。

     そういえば姿格好あるいは風貌の類似のせいか、醸しだす雰囲気を含めて、「似ている」印象を与える生徒がいます。そして、「類は類を呼ぶ」というべきか、その2人がとても仲が良いということがあります。

     こんな話を教室で雑談のネタにしていたら、生徒からこんな声が聞こえました。

     「先生、男女でもルックスや雰囲気が似ていて、まるで兄妹のようなカップルがいますよね」「うーん。やっぱり同じようなタイプって、惹かれ合う可能性が強いのかもしれないね」「雛人形にしても、お内裏様が織田信長で、お雛様がマリーアントワネットだったらおかしいですよね」「うーん。第一、ノブナガはフランス語が分からないだろ?それに、戦国時代とフランス革命は時代が合わないよ」「そういう問題じゃないと思いますけど」「でもね、こんな会話ができるのは、君とボクが発想において、似たもの同士なのかもしれない・・・」「それは絶対に嫌です!」

     きっぱりと否定されました。

  • 2014年02月19日ブログの噺

    第48期生卒業記念品

    3月1日に卒業が迫る3年生の「卒業記念品」が完成しました!!

    今年度生の記念品は”掲示板”です。

    本校正門から入り、目立つ所に掲示板が設置されました。

    沢山の朗報を掲示出来るように、学校がこれから益々発展していくように、と贈呈されました。

     

  • 2014年02月13日ブログの噺

    「ウサギが好き」

     職員室で使っているマグカップが、使用者の年齢にふさわしくないもので、天真爛漫に「わーい」とはしゃぐウサギの絵が付いています。キミドリ色の背景にお花が散っていて、その中で2羽のウサギが散歩をしている絵柄です。

     「そんなカップを使っていると、必ず陰で『ウサちゃん』とか『ラビット』とか言われるわよ」。家族からも「注意」を受けました。「そうか・・・。黒板の端っこに『ウサギLOVE』と書かれるかもなあ・・・」

     以前、英語の教科書に「ビルマの竪琴」を題材にした読み物があって、ある日、教室で「ビルマ」を「ブルマ」と読み間違えました。すると、黒板の片隅に「ブルマ大好き!」と執拗に何度も書かれたことがあります。ちなみに、いいわけを言えば、「ビルマ」を英語読みすると「ブルマ」に近い発音なのですが、そんな偶発的なことがもたらした、「やっかいな過去」が、何の脈絡もなく頭を過ぎりました。

     実はそのカップを購入したのには、大変実用的な意味があります。授業をしていると当然かなりしゃべるせいで、喉を湿らせる必要があり、授業と授業の合間の10分間ではお茶を入れる暇がないので、カップに常にお茶を準備しておくと便利なのです。

     以前には、もらい物の「寿司寅」と文字の入った湯呑みを使っていたのですが、落として割ってしまい、買い換えなければならなくなりました。ところが探してみると、なかなかふた付きの湯呑み茶碗というものは少なく、あったとしても「何とか焼き」とかいう、ずいぶん値段が高いものが多いということに気がつきました。

     「あった!」。ある店で偶然、理想的なカップを見つけました。このカップには、ただ一つだけ「難点」がありました。ウサギの絵です。先述のように、やたらに陽気な姿のウサギの絵がカップに、さらに念入りにフタにも描かれています。しかし、「背に腹は代えられない」というか「フタにウサギは代えられない」というわけで購入し、使い始めました。

     「ウサギのカップ」は予想どおり「反響」がありました。給湯所でマグカップにお茶を注いでいると、女性の先生から、このカップについて問われました。職員室を訪れた時、偶然見て反応する女子生徒もいました。

     「そのカップカワイイですね」「先生、ウサギが好きなんですか?」。何回かこんな質問をされているうちに、「フタ付きの湯呑みが必要で、それで探してみたけれどなかなかいいのがなくて、偶然見つけたのがこれで・・・」と、説明するのが面倒になって、こんな回答を考えました。「うん。このウサギを見るたびに、仕事を頑張ろうという気になるんだ。朝、家を出る前にも、『今日もウサちゃんが待っているから、学校に行くのが楽しみだって』思わず、つぶやくよ」

     しかし、問われた質問に対して「説明責任」があるのが教師の役割です。誠実に、質問が絶える日まで、「正しい説明」を繰り返すことにしました。それでも時々、説明を省略するために、「ウサギが好きだぁ!」と、発作的に叫びたくなる衝動と戦っています。

  • 2014年02月12日九高の風景

    前期合格発表

    本日は前期合格発表が行われました。朝から熱心に体育館前に掲示された合格受験番号を確認される先生方や保護者の方々の姿を見ながら、これから大切なお子様をお預かりする責任の重さを感じております。もちろんこれから公立高校の入試に最善の努力を尽くさなければなりません。受験生諸君のさらなる健闘を祈ります。

  • 2014年02月09日九高の風景

    デザイン科卒業制作展・授業作品展

         

    たくさんの方にご来場いただいた第48期生 卒業制作展・平成25年度 授業作品展も盛況にうちに終了することができました。開催中は様々なご意見・激励の言葉等をいただき大変ありがとうございました。本校デザイン科はこれからもますます個々の感性を磨き、さらにすばらしい作品制作に邁進いたします。今後も本校デザイン科の教育にご理解とご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

  • 2014年02月06日ブログの噺

    「オプティミィスティック」

     明日は福岡地区の私立高校の前期入学試験が実施され、本日は午前中に授業が終わり、その後明日の準備にかかります。放課後には、受験生が緊張した面持ちで、本校に下見にやって来ます。本日は「雪」の予報もあり、空模様が少し心配です。

     生徒のこんな会話が、廊下で聞こえてきました。

     「今日は、早く帰れるからウレシイ!」「でもね、○△高校は入試前日も臨時休校だって」「本当?」「・・・って、聞いたけど」「この人の言うこと、あまりあてにならないわよ」「よその学校のことなんか、どっちでもいいよ。とにかく週末ゆっくり連休だから」。部活動に属していない生徒の場合、ちょっと余裕のウィークエンドとなるようです。

     「でもね、去年は入試だったから大変だったよね」「もう、すっかりその時のこと忘れちゃった」「何でもよく忘れるね」「嫌なことはすぐに忘れることにしているの」「オプティミスティックなんだ」「何、それ?」「この前の単語テストの範囲にあったじゃない?」「あーあ、ツアー旅行に希望でついているやつ?」「それはオプショナル」「高校生になると、中学で勉強する英単語と難しさが違うから困るなあ」。どうやら、あまり英語が得意でない、1年生同士の会話のようです。会話は続きます。

     「オプティミスティックって、『楽天的な』でしょ?」「すっかり忘れていた。やっぱり英単語は『嫌なこと』なのかな」「あまり単語を暗記するって、楽しいことではないよね」「でもね、英語の授業はウケルよ」「うん。コミュニケーションっていう科目が楽しいな」

     「授業の評判」を思いがけず耳にして、その授業の担当者がどの先生か知りたくなりました。しかし、話しかけると「傍受」がばれるので、「立ち聞き状態」のままです。

     「とにかく、金曜日に休みって嬉しいな」「先生は、明日は『家庭学習』だから、町をうろうろしていると『逮捕される』って言っていたよ」「ウロウロなんかしないわよ。明日は目が覚めたら、おそらく昼過ぎだから」「冬眠に入る前みたい」「だから、今晩は冬を超すために、ご飯をいっぱい食べなくちゃね」「ダイエット中じゃなかった?」「うーん。睡眠しながら痩せることができたらいいのになあ・・・」

     昨年緊張の高校入試を終えた生徒による、入試前日の、実に「オプティミィスティック」な会話でした。

  • 2014年02月04日九高の風景

    デザイン科 卒業制作展・授業作品展開催

    本日より下記の要領で、デザイン科卒業制作展・授業作品展開催されます。
    多数のご来場をお待ち申し上げております。

    日時:2月4日(火)~2月9日(日) 9:30~17:30
      (入場は17時までです)
    会場:福岡市美術館市民ギャラリー A・B・C・D

    下記の催しも同時に開催されます。

    【映像メディア表現】
    [上映予定]
    1回目:10時~ 
    2回目:11時30分~
    3回目:13時~
    4回目:14時30分~
    5回目:16時~
    ※上映時間は約45分です。

    【デザイン科美術教育実践報告会】
    日時:2月9日(日)15時~16時
    会場:福岡市美術館1階講堂

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