九高の四季

九高の四季

2018年5月の記事

  • 2018年05月31日ブログの噺

    「大人の感想」

     お昼休みに廊下を歩いていると、こんな女子生徒の会話が聞こえてきました。

     「幼稚園に行っていた頃のことかな。お誕生日のプレゼントとして、おばあちゃんからオルゴールを買ってもらうことになってデパートに行ったんだけど、予算に合うのが2つしかなかったのよ」「ふーん、それで?」「その2つから選ぶことになったんだけど、それがなかなか悩ましいのよ。オルゴールの1つは箱にキレイな白雪姫の絵が描かれていて、それはそれでいいんだけど、なぜかメロディーが『かわいいさかなやさん』なの」「すごいミスマッチねえ」「ところが、もう1つのオルゴールがもっとすごいの。3匹の子豚の絵に『エリーザのために』の曲なの」「うーん。それって選ぶのが難しくなかった?」「難しいなんてもんじゃなかったわよ。絵だけで考えると、白雪姫がいいに決まっているけど、音楽がさかなやさんでしょ?せめてエリーゼならよかったんだけど」「そうねえ。・・・子豚の絵とエリーゼもね」「でもね、どちらかを私に買ってあげたいというおばあちゃんの気持ちがひしひしと分かる気がして、断れなくなっちゃって、本当に困ったわ」

     幼い心に突きつけられた、「究極の選択話」に思わず耳が吸い寄せられました。

    「それでどうしたの?」「結局、おばあちゃんから『どちらかにしなさい』って言われて、『どちらもイヤ』ってどうしても言えなくて、やっぱり絵がキレイだからって白雪姫を選んだんだけど、家に帰って箱のふたを開けてオルゴールを聞くと、思わずため息が出たわ」「それって仕方ないわよねえ」「それがね。この前押入れの整理をしていたら、そのオルゴールが出てきたのよ」

     オルゴールは壊れておらず、相変らず「かわいいさかなやさん」の旋律を奏でたそうです。

     「でもね、オルゴールのメロディーを聞いているうちに心が癒される気がして、オルゴールを作った人が、わざとそんなミスマッチをしたんじゃないかっていう気もしてきたわ」「ずいぶん大人の感想ね」「そうかもね」

     

     

  • 2018年05月28日生徒会活動

    【生徒会】九高かわらばん号外(再掲)

  • 2018年05月28日生徒会活動

    【生徒会】九高かわらばん第5号

  • 2018年05月28日生徒会活動

    【生徒会】九高かわらばん第4号

  • 2018年05月17日ブログの噺

    「イングリッシュ・ワールド・イン・キュウシュー」

     本校には現在3名のALTの先生がいます。職員室のほぼ真ん中に3名の先生方の机が並び、NYマンハッタンの摩天楼のオフィスのように、そこには「イングリッシュ・ワールド」が展開しています。

     「東京にはディズニーランド。大阪にはUSJ。そしてキュウシューには・・・」

     このような大胆なキャッチコピ―が頭に浮かびました。「学校案内」のパンフレットに採用される見込みは、今のところありません。

     イングリッシュ・ワールドの周辺にはネイティブスピーカーならではの竜巻のような英語が飛び交い、「うっかり」あるいは「故意」に近づくと、「イングリッシュ・トーネイドー」に吹き飛ばされるか巻き込まれる、スリルとアドベンチャーが待っています。

     「バミューダトライアングルみたいだなあ」「行ったことがあるんですか?」「いいえ、想像しただけです」

     英語の先生達はもちろんのこと、英語自慢のチャレンジャーたちが「外国語修行」の成果を求めて、「道場破り」に挑み、いつも見事に「撃破」されています。「完成されたショー」プロレスのように結末が明らかであっても、この刺激が忘れられなくなるリピーターも続出です。時にはALTの先生から、「オゲンキデスカ?」というセンセー攻撃がセンセイを襲うこともあります。

     一方、常に無垢なチャレンジャーである生徒達は、ALTの先生に無心で話しかけています。

     「ハウ・マッチ・・・じゃなくてハウ・アー・ユー、ファインセンキュー」

     こんな風に会話を自己完結させてしまう生徒もいますが、おおむねコミュニケーションは円滑です。

     ALTの先生の授業では英語学習を活性化させるため楽しいゲームがたくさん使われ、生徒もノリノリで楽しんでいます。

     “Let’s play the game!” “That’s a good idea!”

     こんな叫び声が教室に響くとき、「日本もここまで来たのか」という漠然とした感想が浮かびます。「どこまで来たのか」考えるのが、今後の課題です。

     エキサイティングな雰囲気の盛り上がりを見て、「アクティブ・ラーニング」の実践方法に悩むある先生が呟きました。

     「うらやましいなあ。『イングリッシュ・ワールド』にはアクティブでないラーニングなどないなあ・・・」

     

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