九高の四季

九高の四季

2014年8月の記事

  • 2014年08月27日ブログの噺

    「吹奏楽部定期演奏会」

     昨日、始業式が行われ、いよいよ2学期が始まりました。これから9月6日(土)の本番当日まで、体育祭の練習と準備に追われる日々です。 降雨の多い「天候不順」の夏ですが、生徒のエネルギー溢れる元気いっぱいの姿が、きっと低気圧を押し上げ、雨雲を吹き飛ばしてくれることでしょう。以前、「高気圧ガール」という歌が流行しましたが、今、「高血圧中年」は、ただひたすら祈るばかりです。テルテル坊主を「心の軒」に吊り下げながら、間違って「雨乞い」をしてはいけません。

      さて先週、夏休み最後の金曜日、吹奏楽部の定期演奏会が、KYUSHUコミュニティホール(Qコム)で行われました。

      ホールにぎっしりと観客が入り、その熱気をエアコンの冷気が落ち着かせる快適な環境の中、いよいよ開演です。

     I部は「シンフォニックステージ」で、「全日本吹奏楽コンクール」の課題曲などが演奏されました。ステージ上の指揮者の先生や演奏する生徒たちの姿が、スポットライトを浴びて輝き、日頃よりも数倍凛々しく見えます。

     「かっこいいなあ。何か楽器を練習して、演奏できるようにしておけばよかったなあ。まったく別の人生を送ることができたかも・・・」。かろうじてカスタネットや木魚をたたくことができるだけの人間は、羨望の深いため息をつきました。

     II部の「ポップスステージ」では、現在大流行の「Let  It  Go」やAKBのヒット曲が演奏されました。しかも選抜された部員による「歌唱付き」です。後ほど、聞いてみました。「歌手の選抜はどうやってするんですか?」「顧問の先生の指名です」・・・大変、民主的なセレクト方法が採用されているようでした。

     さらに「歌謡祭」では、「演歌メドレー」として「津軽海峡冬景色」「舟歌」「氷雨」が、やはりボーカル入りで演奏されました。仕上げには「美空ひばりメドレー」が奏でられ、懐かしい昭和が胸に甦ったのでしょうか、年輩の先生が呟くのが聞こえました。 

     「やはり日本人には、こうした歌が一番心に沁みるなあ・・・」。歌手を務めた生徒の浴衣姿も、「花火大会」で見るのとは、まったく別の趣が感じられました。

      III部は、がらりと雰囲気を変えて、「マーチングステージ」です。スペースの制約のため、「Qコムバージョン」で披露されましたが、思わず目を奪われる迫力あるパフォーマンスの連続で、マバタキをするのも惜しいくらいでした。

      ラストの曲として、「花は咲く」が演奏され、楽器に先立つアカペラの歌声がとても美しく、「歌う吹奏楽部」の姿が、とても印象的でした。鳴り止まないアンコールの拍手に応えて、ステージは「校歌演奏」で締め括られ、2時間以上に及ぶ定期演奏会が終演を迎えました。

     「ありがとうございました!ありがとうございました!」

      ホールの外で「来場御礼」のあいさつをする生徒達は、「全てを出し切った」という充実感と安堵のせいか、とても爽やかな表情をしていました。3年生の男子部員に、「素晴らしかったよ!」と声をかけて握手をしたら、久しぶりに干からびた感情の回線がつながって、涙腺が弛みそうになりました。

     心に温かいものが残った、大変素晴らしい夏休みの「ラスト・デイ」でした。

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