九高の四季

九高の四季

2013年9月の記事

  • 2013年09月26日ブログの噺

    「大学見学会」

     先週の土曜日、2年生全員が九産大見学会に出かけました。「大学見学会」といっても、学校から大学までJRの線路沿いの道を徒歩で出かけたのですが、天気が良かったせいか、生徒は何となくピクニックの気分を味わっているようでした。

     600人以上収容できる大教室で、先ず大学の概要説明があり、それに続いて各学部学科の説明が、各学科の先生により「文系」「理系」「デザイン科」に分かれて行われました。

     その後、施設見学です。50人程度のグループに分かれて、「キャリア支援センター」「語学教育センター」「総合情報基盤センター」「基礎教育センター」などが紹介されました。その経路の中に、図書館も含まれていましたが、ある意味「ピクニック気分」の女子生徒は、図書館にふさわしいモードを保つのが難しいようでした。

     「図書館なんだから、静かにしなさい!」。時には、引率の先生が、思わず「図書館にふさわしくない」声量で注意することになります。その後しばらくは静粛が保たれるのですが、やがて「もとのもくあみ」に戻ってしまいます。

     ところがその図書館の片隅で、数名の女子生徒が立ち止まって、展示されている1冊の本をめぐって、妙に真剣な声で、ひそひそとこんな会話を交わしているのが聞えました。

     「この本、きっと役に立つんじゃない?」「そうかなぁ」「あんたくらいなら、どうにかなるかもね」「それって、褒めてるの?」

    「まぁ、そう受けとめてくれてもいいけどね」「うーん。ありがとう」「どういたしまして」「でもね、やっぱりムダかも」「あきらめちゃだめだよ」「そうだよね」・・・大変「意味深」に聞こえる会話でした。

     その妙に真剣な言葉のやり取りのトーンに思わず好奇心を引かれて、女子生徒が立ち去った後、彼女たちが眺めていた本のタイトルを見ると、「バカのなおし方」という本でした。内容はまったく分かりませんが、なかなか刺激的で興味深いタイトルの本です。

     「やっぱり、ちょっとしたピクニック気分だったのかもね。まぁ、それでも仕方ないか。『あまり望ましくない状態をなおそう』と自覚しているだけでも・・・」。

     わざわざ土曜日に、ご説明ご案内頂いた九産大の先生方に、なぜかちょっと申し訳ない気持ちで、図書館を出ました。

  • 2013年09月19日ブログの噺

    「家の前の公園で」

    「家の前の公園で」

     家の前に公園があって、時々、スケボーの練習をする若者の姿を見かけます。「カシャッ カシャッ」という音と叫び声や笑い声が聞え、それが夜中にまで及ぶ時には、「迷惑だなぁ」と思うこともありますが、普段はあまり特別な感想は抱きません。練習しているのは高校生くらいのグループです。

      ところが10年位前まで、その公園は「噴水公園」と呼ばれ、夜間に噴水が吹き上げられる様子に独特のムードがあって、若者に「集いの場」として利用されていました。平たく言えば、ちょっとした「デートスポット」であり、深夜遅くまで、地域の風紀と治安にとってあまり好ましくない行為が起る恐れのある場所でした。

     当時、まだ生きていた父が、公園の治安維持のため「ボランティア」として見張り、時折、私にこんな報告をしました。「公園に、アベックが夜中までいるぞ。まったくとんでもないやつらだ・・・」

     「新婚さんいらっしゃい」という番組の異常なまでのファンであった父は、カップルの存在を大変気にし、その動向をかなり綿密にチェックし、私に伝えました。「まったくいったい何を考えているのか。ちゃんと見張っていないと、あいつら何をするか分からんからな」。逆に「いったい何を考えているのか」のかと問いただしたくなるような、厳しい口調でした。

     しかし、父は、「監視員」として熱心なわりには、自ら阻止する行動力に乏しく、報告するだけで満足しているようで、私にしても、わざわざ出動して「風紀を正す」気持ちもなく、その後、「公園利用者」の世代がかわり、その後噴水が故障して撤去されたせいか、あまり「逢瀬」に使われなくなりました。 

     ところが先日、ある若手の先生からこんな「自白」がありました。

     「実は先生の家の前の公園で、高校生の時、デートしていたことがあります」「えぇっ!」

     教室で真面目一筋に数学を教えている男性の先生に、そんな「過去」があったことに驚くと同時に、父のワッチングの対象が目の前にいる事実に愕然としました。

     「それはどうして?」「えぇ。その当時付き合っていた女の子が、その辺りに住んでいたので、時々送って帰って、公園でベンチに座って話をしていました」。先生は20代半ばであり、指折り「時代考証」をすると、確かにその時期が合致します。まさに“ What a small world!”というべき状況に信じられない思いがしました。

     休みの日、道を挟んで公園に面した庭で草むしりをしながら、こう呟きました。「それにしても昔のこととはいえ、○×先生は、ここでわざわざデートしなくてもねぇ・・・」

     高校生の皆さん。世の中には、このような偶然が起ることがあるのです。後の人生のため、「今」の行動に十分気をつけましょう。

     ところで、今日の教訓の意味は深いのか、浅いのか、悩ましいところです。

  • 2013年09月14日九高の風景

    第1回 オープンスクール

    平成25年度 第1回オープンスクールを開催いたしました。

    第1回目のテーマは・・・「実感!九高LIVE」。

    九州高校生になった気持ちで、色々な催しに参加して頂きました。

    授業体験や部活動体験、高校生との交流会、校内案内ツアー、ランチ体験、保護者説明会等々・・・

    いかがでしたでしょうか。

    また今回ご参加頂いた人数は、中学生747名、保護者の方々184名でした。

    沢山の御参加本当にありがとうございました。

    第2回、第3回も行いますので、中学校の先生を通じてぜひお申込下さい。

    御案内は、本校ホームページよりご覧いただけます。

     

    【 デザイン科授業体験"映像"講座作品 】(再生ボタン ▶ をクリックしてください)

  • 2013年09月12日ブログの噺

    「カワイソウなセミ」

      体育祭が終わり、グラウンドのスタンドもすっかり片付けられ、平常授業の生活に戻り、久しぶりに会った生徒から、今年の夏についてこんな「報告」を受けました。「先生、今年は猛暑のせいか、セミが路上で死んでいる姿を見ることが多くなかったですか?」「うーん。オーバーペースというか、はしゃいで飛び回り過ぎて熱中症にやられたセミが多かったのかな」。あまり科学的根拠のないコメントです。

     「長い地面の下での生活が終わり、やっと地上に出てきたばかりなのに、すぐに行き倒れになるセミってカワイソウじゃないですか?」「まぁ、最後の夏をやるだけのことはやろうっていう気持ちは分かるけど」「まるで受験生みたいですね」「受験生はいくら勉強し過ぎても、余程のことが無ければ、倒れることはないけどね」。少なくとも木から落ちて動かなくなる高校生はいないだろうし、「最後の夏」といっても、受験生には、「浪人」という選択肢があります。

     「ところで、夏休みはどうだった?」「部活でほとんど学校に来ていたので、あまり休みっていう感じはありませんでした。先生は?」「課外授業でほとんど学校に来ていたので、あまり休みっていう感じはなかったね」「そのわりに、お互いに見かけませんでしたね」「うーん。活動するフィールドが、まったく違っていたということかな」「種類が違うセミみたいに、違う空や木の下で活動していたってところですか・・・」「そうだね。それで、もし互いに行き倒れになっていたとしても、どちらもそのことに気がつかなかったんじゃないかな」「セミってカワイソウだと思ったけど、人間も同じかもしれませんね」「うーん。そうだね・・・」

     久しぶりに会ったのに、妙にもの悲しい会話になりました。秋が近いせいでしょうか。思わず呟きました。「高校生と違って、『人生の秋』が近くなっているせいか、年々、夏が終わると妙にメランコリックになるなあ・・・」。

  • 2013年09月11日九高の風景

    体育祭学校応援

    9月11日1限目に全校集会を開き、体育祭で披露した学校応援の様子を全員でビデオ鑑賞いたしました。スタンドでパネルを操作している生徒には、自分達が一生懸命取り組んできた学校応援がどのように観客の皆さんに見えているのかわかりません。このビデオ鑑賞を通じて、あらためて努力の成果が多くの方々に感動を与えていることを自覚できたのではないかと思います。3年生の卓越したリーダーシップと真摯にフォロアーシップを発揮し続けてきた1・2年生の努力の賜物です。また素晴らしい九州高校の伝統が引き継がれました。それでは、ブログをご覧の皆様にも、学校応援の成果をご覧いただきましょう。(再生ボタン ▶ をクリックしてください)

  • 2013年09月06日九高の風景

    すばらしい学校応援を披露します。

     

     

    悪天候で十分な練習の時間がなかった学校応援も、生徒の頑張りで随分仕上がってきました。あとはこれまでの練習で培った自信と生徒の気迫で120%の演技を披露してくれることを期待しています。きっと体育祭を見に来ていただいた方々に感動を与えられる演技をお届けできると思います。

  • 2013年09月06日九高の風景

    体育祭準備着々と

     

    入退場門・得点板も設置完了です。あとは明日の体育祭本番を待つのみ。天候に恵まれすばらしい体育祭となることを祈るばかりです。

  • 2013年09月05日九高の風景

    体育祭パネル

     

     

     平成25年度 体育祭練習風景2 天候も回復にむかい、本校グラウンドでは体育祭本番に向けての準備が着々と行われております。 スタンドの上には大きなブロックパネルが設置されました。 夏休みの前からデザイン科の生徒達が準備、制作してきたパネル。 今年も素晴らしいものとなり体育祭を盛り上げてくれます。 なお、順位発表は体育祭当日に行われます。 ―パネル・ブロック紹介― 『Aブロック: RED BULL~翼を授かる~』   私たちのブロックテーマは「RED BULL ~翼を授かる~」です。BULLには向上するという意味があります。テーマをもとに今年の  体育祭で革命を起こし新たな歴史を創り上げます。 『Bブロック: 白豹絢爛-はくひょうけんらん-』   私たちBブロックは見に来てくださった全ての人々に感動を与えられるよう、ブロック全員で一致団結し優勝を目指します。 『Cブロック: 飛龍蒼雲-ひりゅうそううん-』   Cブロックは青龍が大空に勢いよく舞い上がるという意味を込めた飛龍蒼雲をテーマに掲げました。このテーマのもと、龍の鱗のように一人一人が連なり団結し龍の如く舞い上がります。 『Dブロック: 旭日昇天-きょくじつしょうてん-』   私たちDブロックはブロックテーマの旭日昇天のもとブロック全員が体育祭を素晴らしいもにするために一致団結し優勝目指して頑張ります。

  • 2013年09月05日九高の風景

    学校応援練習

     

     

    昨日の学校応援の練習風景です。あまり練習の時間がなかったので、まだ十分とは言えません。明日・明後日の練習でどの程度まで完成度を高めるか!生徒の頑張りにかかっています。九州高校の伝統種目“学校応援”。毎年3年生を中心とした団結力が示される協議です。練習時間の制約を超えて、本番は創立50周年の体育祭にふさわしいすばらしい演技を繰り広げてくれることを大いに期待しています。

  • 2013年09月05日ブログの噺

    「まさかの台風」

    先週末、台風に翻弄された体育祭練習でしたが、その時、生徒とこんな会話を交わしました。「まぁ、今週でよかったねぇ。まさか2週続けて台風が来るわけはないから」「本当、そうですね。まさか連続の台風はないですよね」。
     ところが猛暑の夏。何が起こるかわかりません。「まさかの台風」が発生したのです。しかも、沖縄で発生したと聞いて、こう思いました。「まったく間に合わせのように、手近なところで材料を集めて台風を作るなんてなぁ・・・」。台風といえば、日本に影響するものならば、フィリピン沖とかの南シナ海近辺で出来たものが「本場もの」でしょう。「下関のフグ」とか「山形のさくらんぼ」とか「フランスのフォアグラ」に価値がある所以です。
     しかも、体育祭は今週の土曜日に実施が集中しているようで、まさに近隣の高校の、年間でもっとも大切な学校行事のひとつをターゲットに、「束になってかかってくるなら、かかって来い!」と、高校生全体を敵に回したような台風です。
     「先生、これからどうなるんですか」。生徒も心細そうにたずねます。「さーて、どうなるだろうね」。まったく頼りにならない回答しかできません。体育館でリハーサルをやるというのは、結構長くなった教員生活の中でも始めてのことでした。
     ところが昨日、「まさかの2つ目」の台風は、「本場モノ」ではなかったせいか、あまりヘクトパスカルが大きくなかったため、鹿児島に上陸した後、四国沖で温帯低気圧にかわり、本日は快晴となりました。週末の天気もほぼ大丈夫なようです。
     「後は竜巻の心配だけだなぁ・・・」。関東で発生し、甚大な被害を与えた突発性の自然災害は、いくら「発生の恐れがありますので、ご注意下さい」と言われても、高速道路の「落石注意!」の看板と同じで、「どう注意したらよいのか」と、とまどうばかりです。「異常気象」がそれほど異常でなくなった此の頃、体育祭が無事終了するまで、「想定外」を「想定」するため、イマジネーションのストレッチで頭が痛くなりそうです。
     あらゆる「まさか」の想定が不可能だと悟って、こう呟きました。「結局、日本古来の、てるてる坊主が一番頼りになるかもなぁ・・・」。

このページのトップへ