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2025年07月10日

【造形芸術科の授業紹介②】「美術史」

造形芸術科の授業紹介②授業名「美術史」

実施学年:造形芸術科1年生

担当教員:造形芸術科 池田将光

造形芸術科の1年生では、「美術史」という授業を通して、古代から現代までの美術の流れを学んでいます。メインは西洋美術ですが、ところどころで日本や東洋の美術も紹介しながら、幅広い視点で「美術とはなにか?」を探っていきます。

授業は基本的に座学スタイル。でも、ただ先生の話を聞いて終わり…というわけではありません!
単元の導入ではグループワークをしたり、学習のまとめにクイズ大会を開いたりと、体を動かして学ぶアクティビティも取り入れています。

今回紹介するのは「初期中世」の美術を学んだ回。
この日は、“世界一美しい本”とも言われる『ケルズの書』に注目し、その装飾ページをもとにしたパズルに挑戦しました。どの班も「これ、どう組み合わせるの!?」と苦戦しながらも、みんなで力を合わせてヒントなしで見事完成! 見事な集中力とチームワークでした。

また、この授業では「ノートづくり」も大切にしています。
ただ板書を書き写すのではなく、自分が興味をもった作家や作品について調べてまとめていくスタイル。だから、ひとりひとり内容もデザインもまったく違う、まるで作品集のような“マイ美術史ノート”が出来上がっていきます。

扱う内容は少し専門的で、覚えることも多い科目ですが、生徒たちはいつも興味津々で取り組んでくれています。授業中のひとことやノートの工夫からも、美術に対する新鮮なまなざしを感じられて、教える側の私自身も楽しく学ばせてもらっています。